新年度が始まりましたね。進学や就職で環境が変わり、ひとり暮らし&自炊デビューを果たした人も多いのではないでしょうか?

ひとり暮らしで、自炊に慣れないうちに難しく感じることのひとつが野菜のおかず。

「野菜を買ってもひとりでは使い切れずに腐らせてしまう」、「料理のたびに、数種類の野菜を揃えるとコストが高い」、「野菜をどう料理すれば?」 などなど・・・

そんな人に、”ついでに”ストック野菜をご提案します。方法はとってもかんたん。

料理のときに、余る野菜も”ついでに”切って袋に入れて冷凍するだけ!

(袋の空気を抜いて平らにした状態で、アルミトレーや保冷剤の上にのせて冷凍庫に入れましょう。使い切る目安は2週間~1か月くらい)

本来、野菜を冷凍するときには、品質の変化を防ぐために下ゆでするのが良いとされますが、下ゆで・・・と聞いただけで「なんだか面倒」と感じてしまう人も、少なくないのでは?

水分やアクの多い野菜やいも類は、生での冷凍に向きませんが、玉ねぎ、にんじん、ピーマン、キャベツ、小松菜、もやしなど、生でも冷凍できる野菜は意外と多いです。

よく洗ったあと水気をとり、清潔な手・調理道具で扱いましょう。

薄切りや短冊切りで野菜を冷凍ストックしておけば、鍋に沸いたお湯にそのまま投入して、卵や豆腐などお好みの具材を加え、だし入り味噌を溶けば、具だくさん味噌汁もあっという間に作れますね!麺類の具材にも使えますよ。

冷凍した野菜は食感が変わるので、解凍して生で食べる・・・というよりも、冷凍のまま煮たり炒めたりして使うのがおすすめです。

フレッシュな野菜に比べると、栄養成分の一部が減ってしまう可能性がありますが、「いつか使おう」と長く冷蔵庫に置いたままにすると、栄養価もダウンするうえに、野菜のダメージも進みます。

冷凍ストック野菜にプラスして、フレッシュな野菜を買い足しながら、うまく食材使いまわせるようになると、自炊も楽になるはずです。

試してみようかな?と思ったあなた、”ついでに”ストック野菜が、自分のライフスタイルや食生活に合うかどうか、ぜひトライしてみてくださいね♪

 

管理栄養士・公認スポーツ栄養士

伊藤あゆみ